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寝ても

覚めても

「エレーナ」


とっぷりと

エレーナ

です!!


正直

どんな役になっていくのか

まだ全容が掴めない


人と人との関わりの中に

その人の

有り様が見える


そんな風に今回

つくっています。


彼女の望むものは何だったんだろう?

不器用に

誰とも望むような関係を築けない

でも

それは彼女のせいじゃないんじゃないのかな?

でも、もっとうまく

やることだってできるんじゃないかな?


そんなことを

感じながら

色々な方と

芝居してます。


支配と自由

愛と軽蔑

出会いと別れ


多様な愛を持てたら

幸せになれるのかな?

でも、本当は

孤独を愛せたら?

うーんうーんうーん。

情報公開となりました!

こちらの舞台に6月に出演いたします!

劇団Q⁺の舞台です。


昨年「ANGERSWING」で出演してから

私は劇団Q⁺が大好きになりました。

多才な若人たちが集結した劇団です。


前回はアルバ・デジュネという大女優でしたが

今回はマリアという絵本作家の役をつとめます。


また素敵な公演になるように

精一杯、つとめさせていただく所存です!!


良かったら劇団Q⁺応援しに来てください!!


観ちゃった!


アルモドバル監督

ティルダ・スウィントン

ジュリアン・ムーア


何、この、ご褒美みたいな映画!?


観終わった後

さっそく赤い口紅を買いに走りました。


アルモドバル監督は

『トーク・トゥー・ハー』

以来、好きな監督。

特に、その愛の描き方に

いつも心揺さぶられる。


今回も

その愛に

キュッと

心つかまれる。


どれほど多様な愛を

私たちは抱えることが出来るだろう?


人間愛と

大きく括られる

愛一つ一つに

定義がある訳でも

名前がある訳でもないから

だから

心に

いつも

心で返す。

魂には

魂で


その愛に

私の最大にリスペクトする女優たちが

挑んでいる。


なんというご褒美!!


私もいつか

彼女たちみたいになりたいな。


頑張る!!

こちらも稽古が始まっています。

息つく暇なく

千秋楽の次の日から

稽古がはじまりました!!

柔らかな座組で

どんな作品が出来上がるのか。


とても楽しみです。


この作品

私、モノローグがあるんです。

「マーメイドモノローグ」

と命名してるのですが


どんなふうになっていくのか

とても楽しみです。


ご予約はこちらから→https://ticket.corich.jp/apply/349614/009/


「女性映画監督第一号」

無事に終演しました。

ご来場くださった皆様

ありがとうございました!!


短い公演期間ではありましたが

実力のあるキャストに恵まれて

素敵な公演となりました。


私は劇団員として初めての本公演でしたが

とても良い経験をさせていただきました!


歌ったり

ちょっとだけ踊ったり、、、。


皆で映ってる楽しい写真。

私はこの写真が一番好きです。


また、4月に!

お会いしましょう!

まもなく開幕!

あ!!っという間に

小屋入りです。


良かったら、吉祥寺まで

応援しに来てくださいませ!


ご予約は

こちら→https://ticket.corich.jp/apply/355408/004/


この作品はどんなふうにお客様に届くのだろう?

不安もあれば期待もある。そんな作品です。


私は千枝子という女性を演じます。

とても難しい・・・。

私とは正反対すぎて(笑)。

彼女の物語も届けられたらと思いつつ

皆の足を引っ張らないように日々精進するのみです。


もうだいぶ迷惑かけてる自覚あるけど・・・。

皆優しいし、

いい俳優さん達だから


甘えちゃうんだ。

2025年

始まりました!

どうぞよろしくお願いいたします。


2024年は

色々な方に

手を引いてもらったり、

背中を押してもらったり、

沢山の対話を積み重ねるなかで

好きな人が沢山できた年でした。


きっと

何気なくしてくれたことが

私にとっては

勇気をもらったり

前へ進むエネルギーをもらったり


新しい関係での相互作用に

ゆっくりででも進んでいける。

そんな年でした。


2025年は

その関係のひとまずの終着地点となるような気がします。

そしてまた

新しい関係を積み重ねて、、、


どうなるのか

想像がつかないのですが

2024年度も

想像をはるかに超えた年だったから、、、


2025年にも

期待したいなと!

思っています。


今年もどうぞよろしくお願いいたします!!



2月に舞台に出演します!

劇団員になって初の本公演!

私は溝口健二の妻・千枝子を演じます。

鈴木アツト氏とは今回で5回目のタッグになるのですが、相変わらず両腕を後ろ手に縛られながらボクシングしてるような気持になります。

そろそろ慣れてもいい頃のはずなのに・・・。

応援しに来てくれたら嬉しいです!

チケットはこちらから→https://ticket.corich.jp/apply/355408/004/

谷川俊太郎さんです。


ビクゥッ!!

しました。


結婚に関する詩だそうですが


それ以上に

色々な「関係」に

ついてまわることですよね。


最近、この言葉を実感することが多くて・・・

肝に銘じておきたい言葉だと思いました。


嫉まれるがいい。

憎まれるがいい。

幸福もまた無傷ではない。

疑うがいい。

苦しむがいい。

愛もすでに無心ではない。



愛もすでに

無心ではない。


わあ・・・。


まさに

この言葉のようなことと

格闘する女性の役を

最近頂いたのでした。


なんて

タイムリー。


言葉との出会いもまた

一期一会。



って

毎年書いている・・・。

うふふふ。


この一年は

目まぐるしい一年でした。


目まぐるしいけど

あくまで準備期間

でもあったような・・・。


そんな一年。


色々な人と出会えて

楽しかったな。


きっともっといろんな人と出会い

時間を共にするであろう

次の一年も


この年以上に

目まぐるしくも

素敵な時間になるんじゃないかなと

思っています。


年を重ねるって素敵。

だからこそ築ける関係や

だからこそ出来ること

やれるポジションって

あるんだと

身に染みて感じます。


人生は時間の積み重ねだから

今の時間を

最大限大切に過ごしたい。


頑張るぞ!!


チャイコフスキーの妻

「悪妻」と呼ばれる女性の物語。


この作品の作り手は

彼女をとても軽蔑してるのかな?なんて

思ってしまいました。


不思議なのは

基本的に

好きな人や事柄を

作るのが

創作のエネルギーだから

そうではない作品に

あまり出くわさないのです。


だけど

チャイコフスキーと彼女

二人のシーンには

絵画的な美しさの中に

常に

腐臭が漂っていて・・・。


ハエ

物乞いの人々


決して美しいだけの画ではないし

彼女の人生も


決して美しくはなく

醜悪ですらある。


あ、女優さんは美しいです。


この時代のロシアを舞台にした作品の参考にしたくて観た映画だったんですが

とてもとても参考になりました。


この時代の女性が自己実現を目指すのはとても難しく、

八方ふさがりだった彼女は

結婚によって、

過去から脱却し、

有名人の妻となることで

自己実現を目指す。

そんな女性だったように思います。


それって

選びうる手段としては

とても妥当なように思うのだけど、

その先に待ち受けていている世界を

あまり見てないんじゃないのかなと思いました。


チャイコフスキー本人を

彼女は見ていないのだから。


彼女の視野の狭さ

浅はかさ。

でも、若い時って

ね。


自分はモテると思っていた彼女に

ゲイの夫は冷たく

というか生理的に受け付けず、

どんどん嫌われ、軽蔑され、、、


夫に愛されない事の辛さに

病んでいく。


でも、これって愛なのかな?

チャイコフスキーというビックネームに対する

執着

なんじゃないのかな?

思ってしまいました。


愛って難しい。

だって彼女は夫と逢って言葉を交わすだけで

魂が喜んでいるのが分かるから。

夫はあんなに嫌ってるのに。


あとは

惜しげもなくさらされる

男性の肉体に

衝撃を受け

フラフラと映画館を後にしたのでした。


たった一人の人に

ましてや自分の夫に

愛されたい

という気持ちは

可愛らしくもあるけれど


手に入れられないとなった時

人は鬼になるのだと

堕ちていくのだと

その業の深さに

思わず

感嘆

してしまいました。

子供向けの作品とのことでしたが

私は子供向け演劇好きなんです。


実際とても面白かった。


子どもたちが初めて触れるシェイクスピア作品としても

きっと、シェイクスピアを好きになってくれるんだろうな

と感じさせてくれる作品でした。


出演者がとても魅力的で

あんなにきれいな弧を描いて汗を飛ばす人

初めて見ました。

でも、客席には飛ばさない気遣いもあって、、、(笑)。

彼が出てくるだけで愉快な気持ちになったのでした。


私はラストで

時が止まるかと思いました。

詳しく説明するのは避けますが


パックの最後のセリフ


何を言っているのかはすぐにピンときましたが


彼の表現が

力強く

シンプルで

美しかった。


そしてなにより

彼自身が

「この表現が伝わる」

今この場にいる観客を信じて

その場に立って

自分の表現をしている事に


私は

最近でここ一番の

感動をしてしまったのでした。


それは彼の持つ特性によるものではなく


表現者として

目の前にいる全員を信じているという

有様に

とてもとても

グッときてしまったのでした。


なんという勇気。

あたたかさ。


私は最近

本に求められること

演出に求められること

観客に求められること

に応えることに

夢中でした。


でも

違うんだ

そういうことじゃないんだ

彼に

教わったのでした。


ありがとう。