「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」
観てしまった。
つい。
1969年は革命の年
1970年は万博の年
秘蔵映像で見る若者1000人を相手にする三島さんは
私が想像していたよりも優しい方でした。
何故だか、私はこの時代の人たちに強く惹かれてしまう。
大学4年生の卒業論文は「寺山修司と市街劇」だった。
大学で専攻していたのはヒンディー語だったのだけれど
ドイツ語科のハイナーミュラーの研究をしている先生のゼミに入り込んで
ブレヒトや、バウハウスや、なぜかチョムスキーなんかを学んで
これまたなぜか
小劇場ブーム第1世代の演劇に興味を持ってしまった。
言葉が、演劇が、対話が、
人を
社会を
変えてゆく
そんな力があった時代。
三島由紀夫と
東大全共闘
2者を分かつものは
戦争体験があるかないか
だったりするのではないか。
と思えるような
ときにヒリヒリし
ときにクスリとくる
対話。
めまぐるしく人々の価値観が変わってゆく激動の時代にあって
自らが体験したことを人は自分の思想から切り離せないのだな
と、思ったのでした。
0コメント