「鉤十字の夜」その①
キャサリン・バーデキン
彼女の
歴史
宗教
国家
政治
社会規範
民主主義
に対する認識のシャープさに
ギュッと心をつかまれた。
真実を
公平な視点で
考察し
追い求める様は
むしろ
ジャーナリスト的だとも思う。
今は
この真実を
この社会に対して
打ち付けるには
まだ、早すぎる。
そして
この世の中の流れは
真実を知るものによって
変えることは決して
できない。
そんな
彼女の
過ぎた知性ゆえの葛藤を
堪能し、
少し悲しくなりました。
きっと
そんな真実が
「鉤十字の夜」
という
ディストピア小説の中だけでなく
彼女が生きた
その時代にも
そして
「今」
も
ここかしこに
ゴロゴロしている。
世の中は
正しくも
間違っている。
そんなことを
思いました。
0コメント