「熊に出会ったらどうするか」

「熊に出会ったらどうするか」を真剣に考える。
この間山に分け入ったとき
実は真剣に
「今熊に出会ったらどうしたらいいのだろう。熊って素手で倒せるのだろうか?」
と考えた。
そしたら、まさに!な本を見つけてしまった!


アイヌ民族最後の狩人とされる人が

本当のクマについてインタビュー形式で答えてくれている本です。


気をつけなきゃいけないのは

子連れの母グマ、手負いのクマ、一度人間を食べたクマ

だそうです。

あとは、うっかり突然に出会ってしまって、お互いにビックリしてしまったとき。


本当はクマは人間に気が付くと、遠慮して山の中を歩いてくれるそうです。


クマは人間をクマよりも強いと思っているから、

だから、出くわした時は目を逸らさず、棒立ちで、「ウオー」

という声を腹から出すといいらしい。

むしろ、自分からクマに向かっていくと逃げていってくれるらしい。

とにかく、背中を向けて逃げると、人間が弱いってことがバレバレになるので、

「オレのほうが強いんだ!」というていで、威嚇するのが一番効果があるそうです。

あとは、熊は蛇が嫌いらしいので、細長い紐を振り回すのも効果あるらしい。


じっくりと読んでみると、クマの魅力に取りつかれそうになる1冊。

クマは、賢く、思慮深く、そして、野生だ。

野生は最後まで生きようとする。

頭に一発猟銃を食らってもすぐには死なず、致命傷となれば敵をなりふり構わず殺そうとする。

死んだ振りをして敵が近づいて来るのを待って最期の一撃をかますことも。

致命傷を受けたクマが一番危険なのだ。


野生は、


命のやり取りにためらいがない。

自分が死のうとも。


その精神の

尊さ。

見習いたいものです。

佐乃 美千子 Sano Michiko

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