「本物の花をみせに来た」

久しぶりに活字で感応しちゃった本
とにかく、彼女の本は書き出しが美しい。
それだけで、とても尊い。



年を取らず

死なないって、

時が、思いが、過ぎ去っていかない。

長い長い時をそのまま孤独に過ごすって、

それは苦しいし、さみしい。

そういった

生を、当たり前だけど人間は受けていない。

人間は

短い一生だから

時は過ぎ去るし、思いも過ぎ去るし、

どんどん忘れていけちゃうんだ。

それを成長とか成熟とかいうのかもしれないけど、、、

忘れてしまうことはこんなにも悲しい。


それが人間の残酷で愚鈍なところであり

美しい炎のようでもある。


年をとって

いつか死ぬ


そのとき

どんな花を見せに行こうか。


そんなことを

ふと、想像してしまう。



バンブーのイキ方は

それはそれで

見事だと思いました。

佐乃 美千子 Sano Michiko

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