「ピアノ・レッスン」
どうしても観たくて観に行ってきました。
4Kデジタルリマスター版
中学生のころに何度もビデオテープで観た映画で
マイケル・ナイマンの音楽が好きになったのもこの映画が始まりでした。
もう30年も前なんだぁ、、、と。
私にとっては当時
奇跡の塊のような映画でした。
リアルタイムで映画館で見ることが叶わなかったので
映画館で見られてとても満足でした。
大人になるって素敵。
見直しながら未だ鮮明に覚えていることに驚き、
あのころとは違う視点も入り込み
でも、やっぱり好きなところは全く変わらないことに確信も持ちつつ
不思議な体験でした。
一人の男は女を力でコントロールしようとし
一人の男は無意識に女を解放しようとする。
口を利かないエイダの内面の表現はその眼差しだけでなく
激情の海や、沼のような湿地、自然と歪に枝を伸ばした樹
といったニュージーランドの自然にも映し出されて、、、。
人間の原始的な姿を観る思いでした。
なんてパワフルな映画。
未開の地だからこそ
法も、モラルも及ばない場所で成立する
取り引き
に、
それを持ちかける
男の原始的な想いに
優しさに
ドキドキしました。
おすすめです。
今なお
私にとってこの映画は
奇跡の1つ
0コメント