エレーナ後書き
エレーナは
人と人との関係のなかに
幸せを感じられる
そんな
愛のある
可愛らしい
女性でした。
夫を愛するが故に
支配的になってしまうことも
あるけれど、
夫を愛し、守り抜くことの覚悟を
腹を
決められる女性として演じました。
だから
守り抜くために
裏切るということが出来てしまうのだと。
実は、なかなか演じたことのない役どころ(笑)
女性性強めの役ですよね。
結構、男性性強めな女性の役を頂きがちな
私にとっては
チャレンジングな役でした。
夫を愛し、愛される幸せを毎日
稽古で
本番で
実感しつつ
同時に
夫を
失うことに
恐怖しつつ
人を愛することは
いつだって
ジェットコースター(笑)
それに
舞台の上で
抑圧からの瞬間的な解放とはいえ
幸せな瞬間を演じられるのは
珍しい感覚。
基本的には
葛藤や
問題を扱っていたり
乗り越えようと
する時間を
過ごしがちだから。
夫役の玉置さんには感謝しかなく
共に芝居出来たことは
とてつもなく光栄なことでした。
「巨匠とマルガリータ」のシーンは
彼とでなければ
あんなふうには創れなかった。
創りながら
夫役として
これでもかと言うくらい
安心させて
恋させてくれたこと
「きっと全力で幸せにしてくれるんだろうな」
と思わせてくれたことは
エレーナを演じた私にとって
大切な宝物でした。
俳優としては
彼に追いつけるよう
精進し続けるのみ
だって
あんな無敵な人
いるぅ?
嫉妬してる場合じゃないよ!!
0コメント