『人間の条件』ハンナ・アーレント

ここ２，３年の間に

私の中に説明つかない

危機感があって

それがなんであったのか

この本を読んで

腑に落ちたのでした。

人との距離を保つことを推奨する社会

が

彼女の言うところの

アトム化

だとするならば

なぜ、

ここ数年の間に

こんなにも

「活動」に、

なんの利益もない

横の繋がりを広げていくことに

躍起になってしまっているのか。

自分で自分がわからないのだけど

無自覚だったけれど

そうか

私はこれを

恐れていたんだ

と

雷に打たれるような思いでした。

人間らしく生きていくことに

幸せを求めることに

もっと鋭敏でありたいと思いました。

正直、今時分、

「なくてもいいんじゃない?」

「面倒なだけ」

なんて言われている

「活動」の場を残しておいてくれた

御歴々に。

ともに「活動」し、

いっときでも理想を共有し、

実行してきた

面々に

感謝の気持ちが止まらない

今日このごろ。

最近、スターリン時代のソ連の

歴史の勉強をしているのもあって

人と人との繋がりの中に

人と社会との繋がりの中に

わたしは

幸せを感じられる

人間なのかもしれないと

と思ったのでした。