雪が降るたびに

「失恋するときは雨がふり

人が死ぬときは雪がふる。」

と言っていた偉大な演出家のはなしを

思い出す。


今年は

期待したほど雪は降らなかったけど


上からも

下からも

ふっているような

雪が


みたかったな。




降りしきる雪のなかを

赤い唐笠をさして

静かに歩いて行くだけで

命を燃やして生きた彼が

もう、亡くなってしまったことが分かる

ラストの演出は

今も

雪のたびに思い出す。


素敵な演劇体験だったな、、、。



佐乃 美千子 Sano Michiko

お仕事の依頼はこちら→pankekinokai@gmail.com 次回出演情報 2025年9月8日 「クミの五月」劇団印象-indian elephant-リーディング公演 座・高円寺2