『シャネル&ストラヴィンスキー 』
才能に惹かれる
ってことと
異性として惹かれる
ってことは
やっぱり
別物なんだなぁ。
と思った作品でした。
だから
彼の才能に惚れたココより
異性として一目惚れしたイゴールの方が葛藤が大きい。
才能に惚れることは
手に入れられない何かに対する憧れに近いから。
イゴールは
愛する病気の妻を傷つけても
ココを求めてしまう。
というか
普通、やめるよね?
不倫が妻にバレて
その上、妻は死の病で、
さらに
傷ついて
涙を流す妻を抱きしめた
そのつぎのシーンで
ココとの情事だよ。
このアンビバレント!
凄い状況。
人間臭さ!
ハンパない!
屋敷を去る妻に
「長くは続かない」
という夫の
冷酷さよ!
ココもココで、
家族ごとイゴールを家に招き入れてしまう
この豪快さ!
そして、
2階には夫婦の寝室
1階の仕事部屋で繰り広げられる情事。
この状況!
そりゃ、長くは続かないよ。
個人的には
人生を共に過ごせない相手ならば
「寝たら終いやで、、、。」
と思っている。
始まってしまった関係には必ず終わりがあるけれど、
始まりさえしなければ、終わりもない。
行けるとこまで行けそうだけど、
敢えていかない。
自制心がある
といえるのか、
どちらかといえば
精神的な
焦らしプレイなのか(笑)。
こちらの方が
個人的には好み。
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