「燃ゆる女の肖像」

ラストシーンを観るためだけに
もう一度
映画館に行きたいな

叶わぬ恋をして離れ離れになった後に、
貴女の、この様を、見ていたいという
少し男性的ともいえる
欲望に

やられた。


「見られる」側と「見る」側の関係って
とてもセクシーだ。
その両方が同時に両者に起こっているときはさらに濃密。


きっと初めてキスをしたいと思った瞬間は
あの瞬間に違いない。


とラストシーンの後に思ったのでした。



「この映画で描かれる愛とは、相手と一緒にいる、いられるということだけでなく、築いた関係がどう自分を成長させ、心が解放されるか。自分自身を見つめ直し、それまで知らなかった自分に近付けるのかということです」

というシアマ監督の言葉に

うんうん!


今まで出会ってきた

愛する人たちを




色恋ではなかったけれど
愛する人たちを




想ったのでした。









佐乃 美千子 Sano Michiko

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